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国語だけできないと感じたときに、まず確認してほしい原因

BY 富田哲郎 2026.01.15

国語だけできない原因は、才能ではありません

先日、保護者の方からこんな相談を受けました。

「算数や理科はそれなりに取れているのに、国語だけがどうしても足を引っ張っていて…」

国語は毎週授業も受けているし、宿題もやっている。

それなのに、模試になると点数が安定しない。

こうした悩みは、本当によく聞きます。

結論からお伝えすると、

国語だけできない原因は、才能やセンスの問題ではありません。

多くの場合、国語という教科の捉え方と、勉強の方向がズレているだけなのです。


国語ができない子ほど、実は勉強している

国語が苦手な子というと、「勉強していない」という印象を持たれがちです。

ですが、現場で見ていると、むしろ逆のケースが多いです。

漢字は毎回きちんと練習している。

語句もそれなりに覚えている。

音読もサボっていない。

それでも点数に結びつかないのは、

国語の勉強が、読解問題の得点構造と噛み合っていないからです。

算数は、解法を覚えて練習すれば、比較的そのまま点数に反映されます。

一方、国語は「何を身につければ点が上がるのか」が見えにくい教科なのです。


原因① 国語を「暗記科目」だと思っている

国語が伸びない子の多くは、

国語を「覚える教科」だと考えています。

もちろん、漢字や語句は大切です。

ですが、入試や模試で配点が高いのは、ほとんどが読解問題になります。

読解問題で問われているのは、

・本文をどう読むか

・設問が何を聞いているか

・根拠をどこから拾うか

こうしたスキルの部分です。

知識をいくら積み上げても、

読み方が変わらなければ、点数は頭打ちになります。


原因② 文章を「なんとなく」読んでいる

国語が苦手な子ほど、文章を感覚で読んでいます。

「なんとなくこういう話かな」

「こっちの選択肢のほうが合っていそう」

この読み方だと、

間違えたときに原因がわかりません。

僕が授業でよく聞くのは、

「どうしてこの答えを選んだの?」

と聞いたときに、

「なんとなくです」という返答です。

これは能力の問題ではなく、

読み方を整理して教わっていないだけなのです。


原因③ 国語の復習が機能していない

算数の復習は、

「もう一度解く」

で済むことが多いです。

しかし国語で同じことをしても、効果は限定的です。

なぜなら、国語は答えよりも思考の過程が重要だからです。

国語の復習では、

・どこを読み落としたのか

・設問の条件をどう勘違いしたのか

・本文のどこを根拠にすべきだったのか

ここを言葉にして確認する必要があります。

これをしない限り、同じミスは何度でも繰り返されます。


原因④ 他教科と同じ感覚で国語を扱っている

国語が不安になる一番の理由は、

「やっているのに成果が見えにくい」ことです。

算数や理科は、短期間で結果が出やすい。

国語は、読み方が変わってから、少し遅れて点数が動きます。

この特性を知らないまま進むと、

「こんなにやっているのに…」

という焦りだけが募ってしまいます。

国語は、正しい方向で積み重ねることで、

ある時点から安定して伸び始める教科なのです。


まとめと、ひとつだけお伝えしたいこと

国語だけできない原因は、

努力不足でも、理解力不足でもありません。

国語をスキルの教科として扱えていないこと

これが一番大きな原因です。

読み方を整え、復習の質を変えることで、

国語の成績は必ず変わってきます。

もし、

「うちの子の場合は、どこがズレているのかわからない」

「今のやり方で合っているのか不安」

そう感じていらっしゃるなら、一度整理してみる価値はあります。

国語は、少し視点を変えるだけで、

努力がきちんと結果に結びつく教科です。

焦らず、でも放置せず、

今の段階でできる最適な一手を考えていきましょう。

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