趣味で本を読む人が沢山いるくらいですから
本来、本を読むことって面白いはずなんです。
でも、国語となると
「嫌い!」という生徒が多いもの。
トミタ式でも、習い始める前の生徒には国語嫌いの子が多いです。
どうして、学校の国語となると嫌いになるんでしょうね。
僕が考える国語嫌いが生まれる一番の理由は、
国語の授業やテストになると
正解があるために間違えるプレッシャーが生まれてしまっている
ということです。
もし、趣味で自分の好きな本を読むときにも
読んだ内容をチェックされて点数をつけられたら
嫌ですよね。
もう一つ、子どもが国語嫌いになる理由は、
自分のレベルに合っていない文章
レベルが高すぎる難しい文章を読まされること
なんです。
難しすぎる文章を読むと、
子どもの頭のなかは「?????」
?マークだらけになって
ストレスがたっぷりになってしまいます。
つまり、国語を楽しく学んで力を伸ばしていくには
1.正解不正解のないところで文章を読むこと
2.自分のレベルに合った文章を読むこと
この2つが大事なんです!
市販の国語問題集を使って読解のトレーニングをされる場合でも
お子様の文章読解力がある程度つくまでは
あえて設問は無視して、文章を読んでまとめていく
という作業をしていくとよいでしょう。
ただし、読みっぱなしではだめで
お子様が文章を読んだあとに、
親御さんがどんな話だったかと質問して
お子様にふりかえって内容を話してもらうようにするのがよい方法です。
お子様が自主的に問題をやりはじめたら
答えをチェックしてあげるとよいと思います。
丸つけの基準は、はじめは”緩め”にしてあげるとよいでしょう。
それから、お子様のいまのレベルに合った文章を選ぶのも
とても大切です。
読みはじめの文章は
「この子には、すこし簡単なくらいかな?」を思うような問題集を
読んでもらうといいでしょう。
読んだ内容を、お子様がまとめて説明できないようなら
お子様の持っている力より、文章のレベルが高すぎると
考えていいと思います。