子どもの読書について

【面白い本】トムは真夜中の庭で

BY 富田哲郎 2017.01.27

岩波少年文庫って知ってますか?

ジブリの宮崎駿監督も
岩波少年文庫がすごく好きみたいですね。

岩波少年文庫は、
子どもが読んだら
きっと、その本の世界が好きになって
本って素敵なんだなぁとおもってもらえるような
素晴らしい作品が多いです。

その中でも僕のオススメの本は

『トムは真夜中の庭で』フィリパ・ピアス作

です。

小学校高学年以上になってからでないと
ちょっと読み進めるのは大変かもしれませんが
読みだしたら止まりません!!

タイトルの
真夜中の庭でトムが探索を始めるあたりから
作品の世界に引き込まれて
どんどんページをめくっていて
夜中まで読んでいた。
なんてことになるかも・・・。

物語のはじまりをサッとなぞりますと。
弟がはしかになったせいで
夏休みのあいだ、
家族から離れて
おじとおばの住む古いアパートで過ごすことになったトム。

本当は、夏休みの間じゅう、
弟と遊ぶ約束をしていたのに。。

トムは、残念で仕方がありません。

ところで
おじとおばの住むアパートの広間には
古時計があって、
トムは見たことのない古時計の扉が閉まっていることに
気が付きます。

どうやったらこの古時計の扉を開けられるのか?

おじさんとおばさんからは、
「古時計は、同じ建物に住む家主のおばあさんが
大事にしているものだから、
けっしてさわらないように。」
そう言われていたトムは
真夜中に古時計のある広間に忍び込みます。

すると、中庭へのドアが開いていて・・・。

ここから、トムは現実と幻想の間を行き来する
真夜中の冒険がはじまります。

読み始めたら
「この本に出会えてよかった。
この作品の世界の住人たちが好き。」

きっとそう思える作品です。

対象年齢は
小学校5~6年だと読みこなせるかなと思います。

もしこどもがひとりで読めない場合は、
親御さんが1日5分でも夜寝る前などに
読み聞かせをして進めていくのもいいですね!

オススメです!