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挑戦するひと・中村洋太さんインタビュー(2/3)

BY 富田哲郎 2017.05.22


「ライフガード」で知られる飲料メーカー、
チェリオ公認の「ライフガードニンジャ」として
2017年4月16日よりカリフォルニアのサンディエゴへ。

語学学校へ通ったあと、6月上旬から1ヶ月かけて
サンディエゴからポートランドまで
約2500kmを自転車で走るチャレンジに
今まさに挑戦中の中村洋太さんのインタビュー。

どうして中村洋太さんは『挑戦』に挑むのか?

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■ 悩んだらやれ

-すごい幸運。発信したのがよかったのかな?

じつは、そこにもそれにつながる流れがあって。

たまたま知り合いのチェリストの方から誘いを受けてコンサートに行ったんです。
そしたらたまたまそのチェリオの取締役の方と隣になって。
以前から知っている方ではありましたが、ゆっくり話したことはありませんでした。
それでコンサートの後、「洋太、ちょっとメシ食うか!」と誘ってくださって。

そのときに
「フリーランスになってみて思ったより上手くいってなくて悩んでいる」
という話をしたんです。

そしたら
「洋太、お前は突き抜けろ!」
ってアドバイスをもらったんです。

「せっかくフリーランスになったのだから、中途半端なことをやったらいけない。真面目でもバカでもいいから、とにかく振り幅を大きくした方がいい。突き抜ける体験をした方が、おもしろい」と。

そのアドバイスもあって
「サンディエゴ語学留学に行く」とブログに書き込みました。
そうしたら、その取締役の方が見ていてくれて「よく言った」と。
覚悟の提示がコラボ企画につながりました。

-いろんなことがつながって今回の挑戦があるんですね。
そういえば、どうして語学留学をしようと思ったの?

以前、訪日外国人向けにドコモ・バイクシェアとAirbnbの協力で「ツール・ド・和菓子」という企画をやったのときに、英語ができなくて悔しい思いをしたんです。英語が話せたらもっと自分の伝えたいことを言えたし、相手の反応も分かっただろうと。

-そういう経験があってのいまなんですね。
ところで洋太さんって挑戦している人のイメージで
どんどんやったことないことに進んでいっている感じがしますけど
恐かったり、恐怖心ってないんですか?

ありますよ!
僕は人より弱いというか臆病な正確なんです。
チャレンジするというときも
なんとか奮い立たせないといけない。

学生のときにやった
「ツール・ド・ヨーロッパ」(自転車で西ヨーロッパ一周の旅)でも
協賛集めのために企業を回る必要があったのですが
正直怖かったし、ほとんど動けずにいました。
応援してくれていた加藤さんという社長さんからも
「行きやすいところしか行ってないんじゃないかな」
「本当に協賛を集める気があるの?」と厳しいご指摘を受けて
「すみません!今から行ってきます!」と言って、
それで飛び込み営業に行ったくらいですから。

今回ひさびさに飛び込み営業をしてみて
やっぱりこわかったです。アポなく企業に出向くわけで。

でも、やってみてスッキリしました。
たとえ結果がダメだとしても、これでいいんだなと。
やるだけやったからこそ、自信を持ってブログやFacebookに書けます。

ラクしちゃダメなんです。
メールで連絡して行くのは簡単ですけど
そしたらブログやFacebookには書けない。
なぜかというと、書くほどの内容にならないから。

飛び込み営業は失敗する可能性の方が高いし怖いけれど
身体を張ってラクしてない分誇りを持って書ける。

僕のなかで
「悩んだらやれ」
という言葉があって。

やりたい気持ちがなかったら、そもそも人間は悩まない。
大きな恐れの中にも、わずかでもやりたい気持ちがあるから、
人間は悩むんです。怖い、でもやりたいなと。
怖いと感じている。ならば、だからこそやるべきだと。
それが本当にやりたいことなんだと。

いま、それができるかできないか分からないから怖い。
でも、できるとわかっていることに挑むのは、挑戦ではありません。
それはただの実行です。
できるかできないか分からないことをやろうとするのが
本当の意味での挑戦なんです。

-こわがりな部分と可能性にかけてみる部分がある。
 変化のない安心をとるか、可能性にかけてワクワクするか
 どっちにしようか、というところで人間揺れますよね。

やっぱりそれはあります。
だからこそ、自分が「もう戻れない」と思うように
ブログに書いたんです。書かないと逃げちゃうの分かってたから。

■ 挑戦と日常

―うまくいかない、挑戦を選ぶかって
 ちょっとの差でけっこうどっちに転ぶかわからない
 ところがあるような気がしますね

そうだと思います。

じつは2月にアメリカ西海岸の旅をすると決めてからも、本調子でなかった期間があって。

ブログにも書きましたが、ミャンマーから帰ってから
調子が悪かったんです。
それで、そのときたまたま会っていた方に言われたんです。

「もっと肩の力を抜いたらいい」って。

それを言われて気づいたんです。何か頑張ろうとして空回りしていたなと。

肩の力を抜いてやろうって意識しだした。
肩の力を抜いて「大丈夫」「なんとかなる」と。
そこから好循環に入っていった。

僕の好きな本に『シンクロニシティ(ジョセフ=ジャウォースキー著)』という本があって、読み直していました。

シンクロニシティが起こるようにするには
肩の力を抜いて意識を変えて行動を起こすことだと思い出しました。

意識をリセットするのに朝走るとリセットできるんです。
気持ちが前向きになって。

自分の精神状態で結果は変化します。

僕には自分がうまくいっているかどうかのチェック項目として、
2つイントがあって。

1つは、朝ランニングをしているかどうか。
調子悪い時って、夜遅くまで起きていて
朝早く起きれなくて、遅く起きるからだらっとしてしまって。

朝ランニングをすると、精神がリセットされます。

だから、僕は健康のために朝ランニングをしているわけでなくて
精神面ですね。

もう1つは、一人きりになってないか。
調子悪い時って、ずっと人と会わずに本を読んでいたり
ひとりで考え込んじゃって、そうすると悪循環に入っていく。

人に会うと、その人の刺激を受けるし
自分の思っていることを話して
元気になって帰ってくる。

-派手な挑戦が目立つけれど、実際には日常生活で地味にやっていることがあると

メンテナンスですよね。
スポーツ選手が試合で最高の結果を出すために
メンテナンスをしっかりやっているのと同じで。

たとえば、皆が楽しくお酒を飲んでいるだろう時間に
自分は早く起きてランニングするために夜10時半には寝ているとか。

(続きます!!)

●続きはコチラ●
挑戦するひと・中村洋太さんインタビュー(3/3)

●インタビューのはじめのページ●
挑戦するひと・中村洋太さんインタビュー(1/3)

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~Run to Infinity~
チェリオ公認「ライフガードニンジャ」中村洋太の
カリフォルニア奮闘記
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