国語の成績を上げる方法

中学受験、国語の成績の上げ方(1)知識問題と読解問題の取り組み

BY 富田哲郎 2020.07.14


中学受験の国語の成績の上げ方を説明しますね。

これは、私が7年以上中学受験国語の指導を続けて
たどり着いた国語の成績を上げる流れです。

● 国語の「知識問題」と「読解問題」への考え方の違い

まず、中学受験国語の問題は
「知識問題」と「読解問題」に分かれます。

知識問題と読解問題では
勉強や試験での取り組み方が違います。

まず、知識問題。

知識問題は暗記中心なので家庭学習が勝負。
試験中は出来る限り時間をかけずに解きます。

次に、読解問題について。

読解問題は試験中のアタマの作業が
めちゃくちゃ大事になるので
時間を十分にかけたい。
時間内に問題を解ききるだけではダメで、
正答率が勝敗の分かれ目になります。

読みに時間をかけすぎるとダメで、
問題の解きに時間をかけていくことが
高得点につながります。
「本文の読み」そのものは点数にならず
「問題の正答」が得点になるからです。

もちろん、読んだ内容をもとに
問題を解いていくので、
正確な「読み」も重要です。

 

● 入試本番の国語は、時間勝負!

模試、そして試験本番になると、
国語は「時間勝負」になります。

それまでに読解力・解答する力を伸ばした上で
本番での時間配分が合否を分けます。

そして「時間勝負」の勝敗は
読解問題の課題文(本文)を
速く正確に読めるかどうかにかかっています。

1ヶ月程度では
本文を速く正確に読む力はつきません。

本文を速く正確に読む力をつけるには
たくさんの文章を読むことが一番です。

小6の夏までは、読解問題を解きつつ
意識して読書を続けて速く読む力を
鍛えておくのが本当に大事です。
積み重ねた読書量が
模試での成績アップ
そして本番での国語の得点力につながります!!