こんにちは!
楽しく国語を教えて点数アップ!
トミタ式代表の富田哲郎です。
さて、今日は我が子のゲーム好きに悩む
お母さんに向けて書きました。
「子どもがゲームばかりやっていて、ほんとに勉強しないんです。」
「宿題はギリギリにしかやりません」
「本なんて読みません。ゲームの攻略本は熱心に読むのに」
「あとは、好きなYoutubeをずっと見ていたり、マンガを読んだりです」
お子様について、このような勉強のお悩みを
お持ちのお母さんは多いと思います。
でも、ゲームをやっていても
国語力を伸ばせます!!
僕の生徒にも
ゲームばかりやっている男の子がいましたが
ちゃんと国語の点数を
伸ばしました。
ゲーム好きだからとあきらめないで
逆に、ゲームやマンガが好きなのをうまく使って
ゲームやマンガに関する小説を
読んでもらうところからスタートしました。
これ、先にゲームやマンガで世界観を知っているから
小説も読みやすいんですね。
あと、ゲーム好きの子には
講談社・青い鳥文庫の「パスワードシリーズ」も
オススメです。
パズルやクイズのような謎解きがあるから
その面白さにつられて
物語世界に入り込んで
いつの間にか、長いこと本を読んでいた
というように言う子も多いです。
それから、ゲーム好きの子は
国語の読解問題を毎週出してあげると
よいでしょう。
読解の問題なら
文章が短いので
課題に出されているということもあって
なんとか読んできます。
どんな子も
読む力がついてくると
少しずつ
ゲームやマンガしか興味がないところから
小説などに、興味を持ち始めるものですよ!!
岩波少年文庫って知ってますか?
ジブリの宮崎駿監督も
岩波少年文庫がすごく好きみたいですね。
岩波少年文庫は、
子どもが読んだら
きっと、その本の世界が好きになって
本って素敵なんだなぁとおもってもらえるような
素晴らしい作品が多いです。
その中でも僕のオススメの本は
『トムは真夜中の庭で』フィリパ・ピアス作
です。
小学校高学年以上になってからでないと
ちょっと読み進めるのは大変かもしれませんが
読みだしたら止まりません!!
タイトルの
真夜中の庭でトムが探索を始めるあたりから
作品の世界に引き込まれて
どんどんページをめくっていて
夜中まで読んでいた。
なんてことになるかも・・・。
物語のはじまりをサッとなぞりますと。
弟がはしかになったせいで
夏休みのあいだ、
家族から離れて
おじとおばの住む古いアパートで過ごすことになったトム。
本当は、夏休みの間じゅう、
弟と遊ぶ約束をしていたのに。。
トムは、残念で仕方がありません。
ところで
おじとおばの住むアパートの広間には
古時計があって、
トムは見たことのない古時計の扉が閉まっていることに
気が付きます。
どうやったらこの古時計の扉を開けられるのか?
おじさんとおばさんからは、
「古時計は、同じ建物に住む家主のおばあさんが
大事にしているものだから、
けっしてさわらないように。」
そう言われていたトムは
真夜中に古時計のある広間に忍び込みます。
すると、中庭へのドアが開いていて・・・。
ここから、トムは現実と幻想の間を行き来する
真夜中の冒険がはじまります。
読み始めたら
「この本に出会えてよかった。
この作品の世界の住人たちが好き。」
きっとそう思える作品です。
対象年齢は
小学校5~6年だと読みこなせるかなと思います。
もしこどもがひとりで読めない場合は、
親御さんが1日5分でも夜寝る前などに
読み聞かせをして進めていくのもいいですね!
オススメです!
趣味で本を読む人が沢山いるくらいですから
本来、本を読むことって面白いはずなんです。
でも、国語となると
「嫌い!」という生徒が多いもの。
トミタ式でも、習い始める前の生徒には国語嫌いの子が多いです。
どうして、学校の国語となると嫌いになるんでしょうね。
僕が考える国語嫌いが生まれる一番の理由は、
国語の授業やテストになると
正解があるために間違えるプレッシャーが生まれてしまっている
ということです。
もし、趣味で自分の好きな本を読むときにも
読んだ内容をチェックされて点数をつけられたら
嫌ですよね。
もう一つ、子どもが国語嫌いになる理由は、
自分のレベルに合っていない文章
レベルが高すぎる難しい文章を読まされること
なんです。
難しすぎる文章を読むと、
子どもの頭のなかは「?????」
?マークだらけになって
ストレスがたっぷりになってしまいます。
つまり、国語を楽しく学んで力を伸ばしていくには
1.正解不正解のないところで文章を読むこと
2.自分のレベルに合った文章を読むこと
この2つが大事なんです!
市販の国語問題集を使って読解のトレーニングをされる場合でも
お子様の文章読解力がある程度つくまでは
あえて設問は無視して、文章を読んでまとめていく
という作業をしていくとよいでしょう。
ただし、読みっぱなしではだめで
お子様が文章を読んだあとに、
親御さんがどんな話だったかと質問して
お子様にふりかえって内容を話してもらうようにするのがよい方法です。
お子様が自主的に問題をやりはじめたら
答えをチェックしてあげるとよいと思います。
丸つけの基準は、はじめは”緩め”にしてあげるとよいでしょう。
それから、お子様のいまのレベルに合った文章を選ぶのも
とても大切です。
読みはじめの文章は
「この子には、すこし簡単なくらいかな?」を思うような問題集を
読んでもらうといいでしょう。
読んだ内容を、お子様がまとめて説明できないようなら
お子様の持っている力より、文章のレベルが高すぎると
考えていいと思います。

「カタルタ」って知っていますか?
トランプの真ん中に
「ところで」「でも」(接続詞)や
「いつもは」「偶然にも」(副詞)などの言葉が書いてあるカードです。
どうやって遊ぶかというと
まず、「昔、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」といった具合に
話のはじまりだけ決めます。
次に、伏せたカタルタの山の中から1枚めくって
出たカードの言葉で話をつないでいきます。
仮に、「いつもは」のカードが出たら
そのカードを引いた人が
「いつもは、おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗たくにいきます」
と、たとえばこんな話を作るわけです。
次の人が、またカタルタの山の中から
「ところが」を引いたとすると
「ところが、その日はなぜかおじいさんが川へ洗たくに、
おばあさんが山へしばかりに行くことにしました」
みたいなお話をつないていきます。
なかなかおもしろそうです!!
トミタ式でも、子どもに「接続詞」に馴染んでもらうために
授業に取り入れていきます!
というのも、接続詞を理解することは
読解にとってとても大切だからです!
さてさて、毎回の授業でどんなゆかいなお話が出来上がるんでしょうか??
お楽しみに!!
「子どもに読書させたいけれど、本に興味がないんです。」
という声を親御さんからよく聞きます。
でも、「子どもに読書させたい」と思ったら、まず知っておいてほしいことがあります。
それは、
「子どもにとって、読書ってハードルが高い」
ということです。
たとえば
Youtubeの動画を見たり、ゲームをしたりするのは
子どもの労力を必要としません。
動画とかゲームは、子どもが頑張らなくても、
惹きつける魅力があって、すぐに面白さを味わえます。
ところが、本を読むときはどうでしょうか?
本の楽しみを味わうまでに
まず、がんばって文字を読んで
頭のなかにイメージをつくっていくという努力が先に来ます。
この”文字の列からストーリーを作る”
というのは、子どもにとてたいへんな作業なんです!!
そのたいへんさを乗り越えて、
やっとこさ本の内容が分かってきて、はじめて子どもは楽しいと感じます。
このように、本を読むのは
本の楽しみを知るよりも先に大変さがあるので
放っておいては、子どもは本を読むようになりません。
一方で、本の楽しみを知った子どもは
どんどん本を読むようになります。
じゃあどうすればいいか?
それは、本を読むときの子どもの労力を減らしてあげることと、
せっかくの努力が台無しにならないよう、面白い本を選んであげること
この2つが大事ですね。
【読書のとき、子どもの労力を減らすコツ】
1.読み聞かせ
2.子どもの能力以上の本を一人で読ませない
3.読書のときに気が散るものを周りに置かない
読み聞かせをしてあげることで、子どもは自分で文字をイメージにする必要がなくなるので
ラクにストーリーを楽しめます。
それから、多くの親御さんは、年齢相応の本は読ませたいと思いますが、
本に書いてある対象年齢は、いまの子どもに合っていないように思います。
あくまで、
・その子がストレスなく読むことができる
・その子が読んでいて楽しいと感じる
という本を読んでもらうようにしましょう。
面白い本については、具体的に本を紹介していくつもりです~。